承認している?承認されていることに気づいている?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

このブログでは、「NLP」「コーチング」「コミュニケーション」をテーマに取り扱います。

 

さあ
「承認している?承認されていることに気づいている?」というテーマで、本ブログが開始しますが、
みなさんは「承認」という言葉について、どんな風に考えていますか?

 

「承認欲求」という言葉はよく聞くのではないかと思います。

良いイメージですか? 悪いイメージですか?
SNSでは、物議をかもしている内容かと思いますが、

 

・実際に承認という言葉の意味も、
・自分が相手を承認していることも、
・自分が相手から承認されていることも、

 

知らずに過ごしていることが多いと、
私は感じています。

 

ですが、この承認というのは、
人との信頼関係を築くうえで、
非常に有能なスキルで、
使いこなせることで、
コミュニケーションの質が、
格段に上がります。

 

このブログの目的は、「コミュニケーションについて深く知ること」です。

 

承認というテーマを理解し、
承認という技術を身につけ、
人との信頼関係を強くしていきましょう。

あなたの信頼が上がれば、
あなたのやりたいことが自由にできる環境を
手に入れられます。

一緒に、承認について学び、
新たな気づきを得ましょう。

 

 

 

 

 

承認とは

 

 

もそも承認とは、どんな意味なのかを
おさらいしましょう。

 

他人の行為に対して肯定的意志を表示すること。

 

言い方を簡単にすれば、
相手の行動や言動などを、否定せずに肯定的に認めることを言います。

承認欲求というとは、
「肯定的に認めてもらいたい」と相手に求めることを言います。

 

どうですか?
こう聞くとわかりやすい言葉に感じますよね?

 

本ブログのテーマが、
「承認している?承認されていることに気づいている?」
というテーマで始めているのですが、

ここで先に結論を言います。

 

承認は、無意識に
しているし、されています。

 

あなたは他人を承認しているし
他人は、あなたを承認しています。

 

これには理由がありますが、
その話をする前に、
承認には段階があることを先に説明したいと思います。

 

 

 

 

承認は、大きく分けて、
4つの承認がある

 

 

承認と一言に言っても、
色々な承認方法があります。

簡単に言うと、
相手の何を承認するか、
大きく分けて4種類の承認方法があります。

1つずつ、ご紹介します

 

結果承認

結果承認とは、
相手の出した結果について、承認することを指します。

相手が何かやり遂げた結果があって、
そのやり遂げた結果に対して、あなたが肯定的な意思を表示することを指します。

 

行動承認

行動承認とは、
相手の行った行動について、承認することを指します。

相手が何か行動を起こして、
その行動に対して、あなたが肯定的な意思を表示することを指します。

 

意識承認

意識承認とは、
相手の思っていること、考えていることについて、承認することを指します。

相手が何か思っている、考えていることがあって、
その思考に対して、あなたが肯定的な意思を表示することを指します。

 

存在承認

存在承認とは、
相手の存在自体を、承認することを指します。

相手がそこに居て、そこに存在しているという事実があって、
その事実に対して、あなたが肯定的な意思を表示することを指します。

 

 

 

 

 

承認のレベル

 

 

相手の何を承認したかによって、
相手が「どれだけ承認された」と感じるレベルが、それぞれ異なります。

 

結果承認 < 行動承認 < 意識承認 < 存在承認

 

結果承認よりも存在承認をされる方が、
相手は「承認された」と無意識に感じます。

 

ちなみに、存在承認をしないというのは
どういうことかわかりますか?

 

簡単に言うと、無視することです。

 

「おはようございます!」と挨拶しても
挨拶が返ってこない人っていませんか?

あれは、「存在承認をしていない」という事になります。

挨拶を返さない人を信頼しますか?

承認をしないと信頼関係が築けません。
それは、この存在承認ですらしないという意味です。
この存在承認ですらしない人は、
信頼関係が築けないのは、
十分に理解できますよね?

 

 

 

 

具体的な承認をするための方法

 

 

承認の重要性は理解できたと思います。

具体的に、承認をするために、
どんな行動をすればよいでしょうか?

承認をするためには、
「肯定的な意思を表示する」必要がありますが、

肯定的な意思の表示とはどんな事でしょうか?

 

承認 ≠ 褒める

 

承認は褒めることとは多少意味合いが異なります。

 

褒めるとは、相手の行動や結果を「評価」したうえで
その行動や結果が「優れている」と意思表示することです

 

承認とは、相手の行動や結果を「そのもの」を
肯定的に認めていることを意思表示することです。

あくまで、肯定的な意思を表示すること。

つまり、「私はあなたを肯定的に捉えています」
と伝えることです。

 

ちなみに、褒めることも承認の1つです
褒める点があれば褒めて全然OKです。
しかし褒めなくても、承認はできます。

 

 

 

承認をするために必要なのは、
一人称を「私」にすること

 

 

シンプルに「私は、あなたの○○を認めています」
と伝えるだけです。
困ったら、このまま伝えてください。
それで承認になります。

 

それでは、一つ一つの承認方法について、
例文も見ながら、
みんなで一緒に考えてみましょう。

 

結果承認

例文
「私は、あなたの残した結果について、とてもいいものだと感じています」
「今回の結果、私には、とてもよく映っていますよ」
「今回のことは、私は嬉しく感じています」
「私は、あなたの結果について、とても実りあるものだと思っています」

こんな感じで、「私は、」で伝えることがまず大事です。
相手を褒めることも、ある意味結果承認です。
ですが、褒めなくても、承認はできます。

 

行動承認

例文
「私は、あなたの行動について、とても理解しています」
「あなたの行動は、私目線で、とても素敵なものに映っています」
「あなたのこの行動は、私にとってとても刺激のあるものと考えています」
「私は、あなたの行動の一つ一つをちゃんと見てきましたよ」

行動承認も、結果承認と似ていて、褒めるという形で
承認をする場合があります。
ですが、もちろん褒めなくても、承認することができます。

 

意識承認

例文
「あなたは、こんなふうに考えているのね。私はそれを理解しましたよ」
「あなたがどんなことを思っているのか、私は少しわかった気がします」
「私は、あなたが今考えたことを、とても肯定的に見ていますよ」
「私は、あなたの考えを、素敵なものだと感じています」

意識承認になると、少しふわっとしますよね。
でもこれだけで、相手は、認められたと思ってくれます。

 

存在承認

事例
「相手の話にあいづちを打つ」
「相手の顔をみる」
「話しかけられたら、返事をする」
「挨拶をする」

この存在承認は、当たり前ですが、
そこに居ることを認めることです。

 

 

 

存在承認は誰しもが無意識にやっている
だからこそ大事にしてほしい

 

 

今日のブログのテーマですが、
「承認している?承認されていることに気づいている?」
というテーマでしたよね。

 

存在承認について考えてみてください。

当たり前のようにしていませんか?
当たり前のようにされていませんか?

 

職場に行けば挨拶されますよね?
話しかければ、「はい」と返事してくれますよね?
ある程度相手の顔を見て話しますよね?
話を聴くとき、「へー!」とか「うんうん」とか言いますよね?

なので、当たり前のようにしていますし、されてもいます。

 

なので、
「承認している?承認されていることに気づいている?」
の答えは、
「承認しているし、承認もされている」
です。

 

存在承認は、無意識にやっているからこそ、
存在承認を、無意識にできていないことにも
簡単に気づくこともできません。

 

意図せず「あいづちを打たなかった」
意図せず「相手の顔を見なかった」
意図せず「返事をしなかった」
意図せず「挨拶をしなかった」

なんてこともあるんです。

しかし、これやっちゃうと
相手からの信頼、失います。

普段から無意識にやっていることこそ
意識的にやってください。

自分が、相手に存在承認をすることを
必ずやってください。

なぜなら、
存在承認が、最も承認レベルが高いからです。

結果承認 < 行動承認 < 意識承認 < 存在承認

結果承認よりも存在承認をされる方が、
相手は「承認された」と無意識に感じるからです。

 

 

 

 

まとめ

 

 

結果承認、行動承認、意識承認は
「私は、あなたの○○について、認めています」
と「私は」で始める文章で答えてあげましょう。

これを、「 I(アイ) メッセージ」と言います

他にも
「 You(ユー) メッセージ」や
「 We(ウィー) メッセージ」
などがあります。

 

そして、存在承認は

「あいづち」「相手の顔をみる」「返事をする」「挨拶する」
という基本的でかつ無意識でやっていることを
徹底的に意識的にやってください。

 

承認は、褒めることとは違い、
褒めることがなくても、承認することはできます。

相手はそこにいるだけです。
それを認めてほしいと思っているのです。

 

 

簡単で奥の深いコミュニケーション方法です。
確実に身につけて、
より深い信頼関係を築いていきましょう。

意図的に、この承認を使って、
コミュニケーションのプロにどんどん近づいていきましょう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。